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第10回 日本バイオイメージング学会学術集会

2001年05月24日 会合

「第10回日本バイオイメージング学会学術集会」からのお知らせ

10回目を迎えた日本バイオイメージング学会学術集会  
大会長 鈴木和男

「バイオイメージング」は、医学、薬学、農学、コンピュータサイエンスなど生物系を主とした研究分野に広く定着しポストゲノムの向かう研究の柱の一つになりつつある。このような研究分野の幕開けに、第一回の学術集会からの本大会の発展にみることができる。その背景には、生物を理解するには、分子の研究から、あるいは、顕微鏡像などの可視化による断片的な研究から、「もっとわかりやすく」、「もっと正確に」、「もっと現実に」と、研究者の要求は果てしなく広がり、コンピュータ技術の飛躍的な進歩の手を借りてまさに学際的・学術の領域を越えて、本来の生物のありようを多角的に総合的にとらえようという要望がある。今では、「バイオイメージング」を利用して、生きものを理解する研究へと発展し、研究者の要求に近づきつつあり、また、これは見る技術を利用した研究が身近になってきたことでもある。
 このような状況から、分子から生体の動きまでの幅広い研究にバイオイメージングの手法を取り入れたバイオイメージング研究の情報交換の場がとして本会が設立され、現在では学術会議会員推薦団体として認知されている。実は、その設立前に3回にわたって「画像シンポジウム」開催があり、その成果を発展させることと、継続して研究集会(大会)を開催できるようにとの要望が強くあった。本会が設立され、毎年、大会を開催し今回10回大会を迎えた。この様に発展してきた「バイオイメージング」の研究交流を目的とした本学会の学術集会・大会の10周年記念となる今回の大会は、国際交流を視野に入れてバイオイメージング新宿フォーラムの協力のもとに開催します。ぜひご参加ください。

10周年記念としての第10回大会は、10月10日(水)午後―12日(金)に開催します。今回の大会の特徴は、
1.メインテーマ「分子の構造が生物機能を支配するか」
2.国際フォーラム(一般から応募も受け付け)
3.特別講演1、2
4.シンポジウム1-5(このうちシンポジウム1:文部科学省補助金による「公開
シンポジウム」)
5.奨励賞受賞講演
6.ベストイメージ賞

日程
第10回 日本バイオイメージング学会学術集会
テーマ:「分子の構造が生物機能を支配するか」
会  期:平成13年10月10日(水)―12日(金)
会  場:国立感染症研究所・会議室
大 会 長:鈴木和男(国立感染症研究所)
副大会長:船津高志(早稲田大学)、霜田幸雄(東京女子医科大学)
大会運営:バイオイメージング新宿フォーラム、運営委員会
http://www.nih.go.jp/niid/bioimaging/
参加費(要旨集を含む)
正会員:5,000円、学生会員:3,000円、非会員:7,000円

一般演題の応募
1.演題申し込み締切:7月15(日)
演題申し込み:申し込み用紙に記載
1) 郵送、2)Fax (03-5285-1160)、3)e-mail: bioimage@nih.go.jp (罫線などは不要:様式の項目の記載があれば可)のいずれかでお送りください。
*尚、一般演題は、講演・ポスターを予定しており、シンポジウムへの組み込みも予定しています。発表形式は大会事務局へ一任ください。
2.7月20日までには申し込みに記載の受領書をお送りしますが、受領書が未着の場合は連絡ください。
3.日本語要旨締め切り:8月31日(金)
1)日本語B5で2枚以内、2)英文誌Bioimages掲載用の英文Abstract(A4半ページ:大会当日持参)

プログラム
1. 国際フォーラム
「分子異常の生物・医学」を開催
オーガナイザー:鈴木、真島、他
「分子異常と生体機能を分子構造から見る」
Marisa Jaconi, Geneva Wanda Reynold, UCLA他、
国際フォーラム(一部公募も行っていますので応募ください)

2.特別講演
  特別講演―1
    「微細構造に顕れる分子の異常動態」
      オーガナイザー・座長:石川
  特別講演―2
     「分子機能異常がもたらす生体機能」
     オーガナイザー・座長:脊山
3.奨励賞受賞講演(座長:奥山)
4. ベストイメージー賞

「シンポジウム・一般講演・ポスター」のスケジュール
10日(水)
シンポジウム-1(公開シンポジウム)
「人や生物のからだの中を見るバイオイメージング」
   オーガナイザー:川西、南谷、高松他
    1)人体を非破壊で見る
    2)個体の発生過程をダイナミックに見る
    3)細胞の活動を見る
    4)細胞の動きの不思議

11日(木)
国際フォーラム
シンポジウムー2:「新技術フォーラム」
 オーガナイザー川戸、太田
シンポジウム-3:「分子構造から見た生物の機能」
 オーガナイザー:安岡、柏木、田之倉
一般演題・ポスター
懇親会(食堂)4,000円(学生2,000円)
    
12日(金)
シンポジウム-4:「生体機能からみた分子の動態」
  オーガナイザー:末松、大塩、
シンポジウム-5:「生体機能分子の動態をとらえる」
  オーガナイザー:船津、寺川、他
総会
一般演題・ポスター



Email:bioimage(at)nih.go.jp
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URL:http://www.nih.go.jp/niid/bioimaging/



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