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2001年度科学セミナー「21世紀、物理はどう変わるか」

2001年05月28日 会合

2001年度科学セミナー「21世紀、物理はどう変わるか」

主催 日本物理学会
協賛 日本生物物理学会 他
日時 平成13年7月19日(木)~20日(金、祝)
場所 野口英世記念会館(東京都新宿区大京町26)
プログラム 各講演の間に質疑10分、休憩10分が入ります)
<第1日目(19日)>
9:00~9:15 始まりの挨拶
1 9:15~10:15 20世紀の物理と21世紀の物理 江沢 洋(学習院大学)
2 10:30~11:30 双対性と超対称性の物理 川合 光(京都大学)
  (11:45~1:00昼休み)
3 1:00~2:00 超ミクロと超マクロの物理 佐藤 勝彦(東京大学)
4 2:15~3:15 ミクロとマクロの量子状態 上田 正仁(東京工業大学)
5 3:30~4:30 非生物と生物の物理 金子 邦彦(東京大学)
6 4:45~5:45 ソフトとハードの物理 西 敏夫(東京大学)
<第2日目(20日)>
7 9:15~10:15 能動的実験と受動的観測 戸塚 洋二(東大宇宙線研究所)
8 10:30~11:30 少数系と多数系の物理 堀内 昶(京都大学)
  (11:45~1:00昼休み)
9 1:00~2:00 宇宙の地上観測と宇宙観測 観山 正見(国立天文台)
10 2:15~3:15 秩序の物理と無秩序の物理 宮下 精二(東京大学)
11 3:30~4:30 量子の世界と古典の世界 古澤 明(東京大学)
  4:45~5:00 まとめ 土岐 博(大阪大学)

内容紹介 21世紀に突入した今、身のまわりの何かが変化していると多くの人が感じているのではないでしょうか。経済、政治、教育などなど確かに大きく変化しています。物理の世界も変化が起こっている感じがします。変化が起こってほしいと願っている人も多くあるのではないでしょうか。
 前世紀の最初は、原子核の発見、量子の発見、相対論の発見など全世紀に影響を与える大発見がありました。21世紀の最初、そんな大発見を期待する人も多くいることと思います。前世紀はよりミクロを極めればマクロな系は理解できるだろうとどんどんミクロの世界の探究を行ってきたが、到達したのはどの階層も独特の興味深い物理があるとの見識に至ったように思えます。
 単純系より複雑系、非生物体より生物体、ミクロよりマクロ、能動的より受動的、量子的より古典的など新しい見方を求めてみることにより、新しい発見が期待できるようにも思えます。物理はどう変わるのか、どのように変えたいのか、変わってほしいのか、21世紀の最初の今、そんなことを議論してみるのは重要なことと思います。さらには、それぞれの立場からの議論を通して、物理学として一貫しているものを見出す機会にもなることを期待しています。
 物理の世界の最前線で研究されている研究所にそれぞれの立場から、物理はどのように変わるのかを考えてもらうことにしました。
 是非、多くの学生、研究者の参加のもとに21世紀を語ってみたいと思っています。積極的な参加をお願いします。

聴講料(消費税込み、テキスト1冊込み) 大学生(大学院生も含む)以下3,000円、会員(協賛学協会会員)5,000円
テキストは7月13日頃に発送予定です。
なお、テキストのみご希望の方には、1部1,500円/送料240円(消費税込み)で頒布します。
定員 300名。先着順とし、定員に達し次第締切ります。
申込方法 聴講料を添えて下記申込先までお申し込み下さい。聴講料を添えない申込は無効です。聴講料の支払いは現金または郵便小為替に限ります。切手で代用することはできません。申込後の聴講取り消しは7月6日(金)(下記申込先必着)までとします。
申込先 〒105-0011東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館211号室(社)日本物理学会 科学セミナー係 TEL.03-3434-2674
聴講券 聴講申込者には聴講券をお送りします。受講の際は必ずご持参下さい。

世話人 江沢 洋(学習院大理)、宮下精二(東大工)
科学セミナー担当理事 土岐 博(阪大RCNP)




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