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「第2回コンピューテーショナルゲノミックス勉強会」のご案内

2001年09月17日 会合

日時:平成13年10月9日(火)10:00 ~ 12:30
                  (生物物理学会の翌日)

場所:大阪大学 蛋白質研究所 1階講堂

主旨:ゲノム配列を解読することはごく普通になってきています。しかし
解読されたゲノム配列から十分な情報が抽出されたとはとても言えない状
況です。現在までに行われてきた情報抽出法は、一次構造の情報解析法の
応用問題としてのゲノム情報解析です。いかなる生体高分子も、一次構造
のままで生体中に存在するのではなく、立体構造を持っています。RNA
とタンパク質は立体構造を形成することにより、原子がある特定の位置関
係に配置され機能を持つようになります。DNAはクロモゾームという高
次構造を持っています。これら立体構造の情報も重要なゲノム情報であり、
これらの情報を用いてゲノムにコードされている「意味」を抽出すべきで
しょう。そこで本勉強会では、従来の方法によりゲノム配列から「意味」
を抽出する研究の最先端を走る若手研究者と生体高分子の立体構造を決定
している若手研究者を講師として招き、1)今までのゲノム情報抽出法は、
ゲノム配列からどこまで情報を抽出できるのか、2)生体高分子の立体構
造を決定することは、情報抽出にどう寄与できるのか、3)ゲノム情報抽
出のために、生体高分子の立体構造をどう決定すればよいのかを議論する
ことを目的とします。

講師:  矢田哲士氏(東京大学医科学研究所)
    黒田 裕氏(理研・ゲノム科学研究センター)
    木原大亮氏(ドナルドダンフォース植物科学センター)

主催:文部省科学研究費補助金特定領域研究(C)ゲノム情報科学 項目D
03 タンパク質高次構造に基づくゲノム情報科学

共催:日本生物物理学会

世話人:諏訪牧子(産総研・生命情報科学研究センター)
    由良 敬(名大・院理)




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