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マイクロ・ナノエンジニアリング シンポジウム ――イノベーションと人材育成――

2010年07月28日 会合

主催:
 日本機械学会 マイクロ・ナノ工学専門会議 日本学術会議 マイクロ・ナノエンジニアリング
 分科会(機械工学委員会、電気電子工学委員会、材料工学委員会、化学委員会、総合工学委員会
 合同分科会)
    
後援(予定):
 電気学会、日本金属学会、日本化学会、日本ロボット学会、日本生物物理学会、応用物理学会、
 日本伝熱学会、日本材料学会、日本熱物性学会、精密工学会、日本生体医工学会、日本計算工学
 会、化学工学会、分子科学会、日本塑性加工学会

日時:
 平成22年12月8日(水)13.00~17.00

場所:
 日本学術会議 講堂 (東京都港区六本木7-22-34)

参加費:
  無料

趣旨:
  マイクロ・ナノメートル寸法の現象を対象とする工学(マイクロ・ナノエンジニアリング)は、
 多方面の学術にまたがる典型的な新規学際的分野であるため、大学・大学院における教育(カリ
 キュラム)についての整備やそれと関連した産業界・学術界での研究開発における分野融合の取
 組みがイノベーションのために不可欠です。工学のあり方自体を考え直さねばならない根本的な
 課題を内包している分野と言えます。一方、政府内において第4期科学技術基本計画の策定が進め
 られており、従来の分野駆動型から課題解決型の科学技術研究への転換と、そのイノベーションを
 担う人材育成に重点が置かれようとしています。マイクロ・ナノ工学は、その中核をなす発展分野
 であり、社会からの期待は大きいものがあります。とくに、グリーンイノベーションやライフイノ
 ベーションを担う基盤であると考えられています。そこで、現状を知って本分野の将来を展望する
 とともに、過去、同様の課題を見事に成功させた生物物理学、ロボット工学の先駆者の経験も含め、
 人材育成を軸に提言すべき将来課題について議論する場として本シンポジウムを開催します。

開会挨拶 (13:00-13:10)
     北村隆行(京都大学 教授、日本学術会議会員)

キックオフ講演(13:10-13:30)
     笠木伸英(東京大学 教授、日本学術会議会員)
     「社会的期待に応える研究開発戦略としてのフロンティアリサーチ」
 
基調講演Ⅰ(13:30-14:00)
     大沢文夫(大阪大学、名古屋大学名誉教授)
     「生物物理学に見る人材育成」(仮)
     (昨年度のNature誌メンター賞受賞者、生物物理学の創始者として、
      新規学際分野の人材育成と研究促進策について話していただく)

基調講演Ⅱ(14:00-14:30)
     梅谷陽二(東京工業大学名誉教授)
     「ロボット工学と人材育成」
     (機械工学と電気電子工学、生物工学の融合であるロボット工学の先駆者として
      人材育成と研究振興策について話していただく)

休憩(14:30-14:40)

テーマ講演  
(14:40-15:00)  生田幸士(東京大学 教授、日本学術会議連携会員)
        「創造性教育とマイクロナノ工学」
        (学部における創造性教育、大学院教育、社会啓蒙と人材育成について)

(15:00-15:20) 江刺正喜(東北大学 教授、日本学術会議連携会員)
        「産学連携による人材育成」
        (長年の産学連携と人材育成について)

(15:40-16:00) 藤田博之(東京大学 教授)
        「国際共同研究による人材育成」
        (東大生研とフランスとの国際共同研究を通じた人材育成について)

(16:00-16:20) 岩崎富生(日立製作所)
        「企業における人材育成について」

休憩(16:20-16:30)

パネルディスカッション(16:30-17:00)
司会:     長井 寿(物質材料機構、日本学術会議連携会員)
        北村隆行(京都大学、日本学術会議会員)

        大沢文夫、梅谷陽二、江刺正喜、
        藤田博之、生田幸士、岩崎富生

閉会挨拶 (17:00) 北村隆行

参加資格:
 なし、日本機械学会の会員外の方でも参加いただけます.

定員:
 300名(事前申込は必要ございませんので、当日直接ご来場下さい)

参加費:
 無料

問合せ先:
 社団法人日本機械学会マイクロ・ナノ工学専門会議 熊谷 理香
 〒160-0016 東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦館5階
 電話(03)5360-3505/FAX(03)5360-3508


Email:kumagai(at)jsme.or.jp
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