賞の創設経緯

Biophysics and Physicobiology Editors' Choice Award 賞の創設経緯

 学会運営委員会では、特にアジア・オセアニア地域における生物物理学研究促進の場としてのOn-lineジャーナルを作るという、BIOPHYSICS誌創刊の目的に沿って、昨年、BIOPHYSICS論文賞(Award for outstanding BIOPHYSICS paper:掲載後6年間で本分野に大きな影響を与えた論文を選考)を創設しました。

 さらに今回、その年にBIOPHYSICS誌に掲載された論文(依頼論文は原則対象外)の中から、編集委員会による選考を経て、生物物理学に寄与すると評価された論文に対して、「BIOPHYSICS Editors' Choice Award」を授与することといたしました。これは、1年間の(最)優秀論文を選ぶものではなく、エディターが担当した論文につき、レフリーの意見を加味して、面白い、ユニークだなどと判断した論文を採択決定時にノミネートし、その中から編集委員会が数編(特に決まった数はありません)を選ぶというものです。

 第一回は本年2013年に掲載された論文の中から数編を編集委員会が選考し、2014年の年会で顕彰する予定です。この賞の創設については、アジア・オセアニア各国の、アジア生物物理学会議(ABA)委員の方々にも協力を依頼しています。アジア・オセアニア諸国からの積極的な投稿を期待しています。

 また時期を見て、BIOPHYSICS誌に少なくとも1編の論文を掲載、あるいは投稿していること(筆頭著者である必要はない)を若手奨励賞候補になるための条件とすることを、2011年4月の運営委員会で確認しました。しかし、これについては様々な意見もあり、その実施については運営委員会で検討を続けています。ただし、この経緯をふまえてHPでは「応募対象者としてこのことが推奨される」と記載しています。

BIOPHYSICS編集委員会

※BIOPHYSICS誌は2015年7月よりBiophysics and Physicobiology誌に名称変更しました。


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