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「きぼう」利用高品質タンパク質結晶生成実験 第5回実験 搭載タンパク質の募集について

2011年06月03日 公募

宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟のタンパク質
結晶生成装置(PCRF)を利用した高品質タンパク質結晶生成実験を予定しております(平成21
年度より平成24年度までの3年半の間に、ほぼ半年毎に6回の実施)。

今回、平成23年12月から平成24年3月に実施予定の第5回実験に搭載を希望するタンパク質の
募集を行います。

募集対象:(詳細は募集要領を参照下さい)
以下の目的別に利用者を募集します。

1.重点利用
 <社会ニーズにつながる成果創出タンパク質>
  JEMを利用した社会的な問題の解決につながる成果の創出を目的とし、以下の課題に関連
  するタンパク質を対象とします。
  ・画期的な医薬品の開発につながるタンパク質
  ・難病治療薬・オーファンドラッグ・感染症薬の開発につながるタンパク質
  ・廃棄物の分解にかかわる酵素の開発につながるタンパク質
  ・エネルギー生産にかかわる酵素の開発につながるタンパク質

 <先端的な技術開発に貢献するタンパク質>
  宇宙実験での結晶生成技術の開発を目的とし、以下の技術領域に関連するタンパク質を
  対象とします。
  ・膜タンパク質の結晶生成技術
  ・化合物-タンパク質複合体の結晶生成技術
  ・超大型分子タンパク質の結晶生成技術

2.先導利用
 これまでJAXAが蓄積してきた宇宙実験に関連する各種技術を適用し、「きぼう」での成果の
 創出を目的とし、産業への応用や科学技術への寄与が期待できる、様々な分野の新たなタン
 パク質を対象とします。

3.国のプログラムとの連携による利用
 文部科学省が推進しているターゲットタンパク研究プログラムに選ばれているタンパク質を
 対象とします。
 従って、【ターゲットタンパク研究プログラムの研究テーマに採択されている研究者】から
 の提案を対象としています。

参考)有償利用事業
 実験成果を占有する利用を希望される利用者については、別途、「きぼう」有償利用事業の
 枠組みでの利用を募集しています。 
 「きぼう」有償利用事業の「タンパク質結晶生成利用機会を用いる事業」で決定した事業者が、
 当該利用機会を有償にて提供します。 ご利用される場合には、以下の2つの方法となります。
 ・有償利用事業者と契約し、利用する
 ・自らが有償利用事業者になって、利用する
 有償利用事業については、以下のURLにて詳細を確認できます。また、有償利用事業者につ
 いては、URLにある連絡先にお問合せください。
 http://kibo.jaxa.jp/business/index.html

募集締切:
 平成23年7月4日(月) 17時まで 

募集要領:
 下記、JAXAのホームページからダウンロードください。

■問い合せ先:
 宇宙航空研究開発機構 宇宙環境利用センター 
 高品質タンパク質結晶生成実験 募集担当宛 

Email:Z-crystal(at)jaxa.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)

URL:http://kibo.jaxa.jp/experiment/application/protein_crystal05.html



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