2011年12月14日 会合
日時:2012年1月31日(火)、2月1日(水)
場所:神戸大学大学院理学研究科 Z棟Z201・Z202教室
参加費無料・事前登録不要
開催趣旨:
タンパク質は、他のタンパク質分子との相互作用を介してより高次的な会合あるいは
集合構造を形成します。これらは、単分子で完結するフォールディングでは見られな
い構造や機能を示すこともあり、タンパク質の立体構造形成の観点から大変興味深い
事象です。本シンポジウムでは、アセンブリの基本である会合における分子認識およ
び、超分子化、アミロイド線維(凝集)形成機構、生体系でのタンパク質アセンブリ
について、タンパク質の物性や構造を研究されている先生方にご講演していただき、
最近の研究動向やアセンブリに対する考え方について情報交換・意見交換する場にし
たいと考えています。
※1日目終了後にポスター発表を行いますので,ぜひご発表をご検討ください。参加
希望者は,1月15日(木)までに 発表者,所属,タイトルを最下段の連絡先宛に
ご連絡ください。
プログラム:
1月31日 13:00-17:00
1.会合による分子認識
高田 彰二(京都大・理):
蛋白質のフォールディング、ミスフォールディングと会合:シミュレーション
によるアプローチ
宮下 尚之(理研・QBiC):
APPの膜近傍領域の構造と膜中での会合(二量体)構造予測
菅瀬 謙治(サントリー生科財、神戸大・工):
天然変性タンパク質の共役した折り畳みと結合のメカニズム
2.超分子化
廣田 俊(奈良先端大・物質):
ドメインスワッピングによるシトクロムcの超分子化
田村 厚夫(神戸大・理):
機能性ペプチドナノチューブの人工設計
恩田 真紀(大阪府大・理):
セルピンのドメイン・スワッピングによるミスフォールディング
17:00-18:30 ポスター発表
18:30-20:30 懇親会
2月1日 9:00-13:00
3.凝集(アミロイド)の理解
八木 寿梓(大阪大・蛋白研):
全反射蛍光顕微鏡を用いたアミロイド線維形成反応の可視化
中野美紀、蛯名邦禎、田中成典(神戸大・システム情報):
ポリグルタミンペプチドの自由エネルギー地形と凝集機構
茶谷 絵理(神戸大・理):
アミロイド線維伸長反応の分子機構
田口 英樹(東工大・生命理工):
タンパク質凝集性と分子シャペロン認識の網羅解析
古川 良明(慶応大・理工):
タンパク質の線維化による神経変性疾患ALSの病態制御メカニズム
4.生体系でのタンパク質アセンブリ
金城 政孝(北海道大・生命):
蛍光相関分光法とイメージングを用いたタンパク質凝集過程の研究
世話人:
鍔木基成,富永圭介,茶谷絵理(神戸大学)
連絡先:
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学大学院理学研究科化学専攻
担当:茶谷
Email: chatani(at)crystal.kobe-u.ac.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)