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RSCセミナー「放射光による生命研究の現状と未来 (I)」

2012年01月27日 会合

日時:2012年2月20日(月)
場所:理化学研究所播磨研究所 放射光科学総合研究センター 普及棟大講堂
(アクセスはhttp://www.spring8.or.jp/ja/about_us/access/をご参照下さい。)
参加費:無料

概要:
 生命科学研究の究極の目的は、細胞内での生体分子の挙動を直接「見る」ことにより
 細胞機能を理解することである。生命活動の主役の1つであるタンパク質が、細胞内
 でいかに離合集散し、活性化あるいは不活性化されるか、どの様にダイナミックに機
 能しているかを、分子・原子・電子のレベルで見ることが出来れば、生命機能理解に
 多大な寄与ができるであろう。この目的を達成するために、放射光の利用はかかせな
 い。X線自由電子レーザー施設SACLAの共用開始を目前にひかえ、この目的達成の第
 一歩として、セミナーシリーズ「放射光による生命研究の現状と未来」を企画した。
 放射光が拓く生命研究の可能性を、放射光生命研究と時間・空間分解能的に相補性を
 もつ各種の構造観察法も加え展望し、今後どのような生命科学が展開できるのかを議
 論する場としたいと考えている。

プログラム:
 13:00~13:10  開会の辞:石川哲也理研放射光科学総合研究センター長
 13:10~13:40  Samar S. Hasnain (U. Liverpool)
  “X-ray Structural Biology: From X-ray Tubes to X-ray Free Electron Lasers"
 13:40~14:05  矢橋牧名 (理研放射光セ)
  「SACLAの現状」
 14:05~14:35  岩田想(京大)
  「創薬ターゲット膜タンパク質の高速解析」
 coffee break
 14:45~15:15  Ilme Schlichting (Max Planck Institute)
  “XFELs -- emerging opportunities in structural biology"
 15:15~15:40  郷信広 (理研放射光セ)
  「XFELによる生体高分子高分解能イメージングの可能性」
 coffee break
 15:50~16:15  小田俊郎 (理研放射光セ)
  「蛋白質ダイナミックス研究 – SPring-8 & XFEL」
 16:15~16:45  月原冨武(兵庫県立大)
  「精密さ複雑さに挑む蛋白質結晶学」
 16:45~16:55  閉会の辞:城宜嗣理研放射光科学総合研究センター副センター長

オーガナイザー:城宜嗣、山本雅貴、米倉功治、吾郷日出夫、山下敦子(理研放射光セ)

連絡先:
 住所 〒679-5148 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
    理化学研究所 放射光科学総合研究センター
     米倉功治 (yone@spring8.or.jp)
     吾郷日出夫 (ago@spring8.or.jp)
     山下敦子 (atsuko@spring8.or.jp)

URL:http://rsc.riken.jp/



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