ニュース

千里ライフサイエンスセミナーN1 がんシリーズ第7回「がん微小環境:がん細胞と免疫系の対峙」

2018年12月20日 会合

日時:2019年5月21日(火) 10:30~16:20
場所:千里ライフサイエンスセンタービル 5階 山村雄一記念ライフホール 
(大阪府豊中市新千里東町1-4-2、地下鉄御堂筋線/北大阪急行千里中央下車)

趣旨:
近年のがん免疫療法、とりわけ免疫チェックポイント阻害剤の臨床応用は、がん治療に新たな選択肢を提供し、大きな変革をもたらしています。このような免疫チェックポイント阻害剤によるがん免疫療法の開発の功績によりJames P. Allison教授、本庶 佑教授にノーベル生理学・医学賞が授与されました。がん免疫療法は、従来の外科的治療・化学療法・放射線療法といったがん自体を標的とする治療と異なり、宿主の免疫系を活性化することで、がん細胞を攻撃、駆逐します。免疫チェックポイント阻害剤の臨床効果は、多くの福音をもたらす一方で、全てのがん患者に有効ではないこと、また、がんが様々な免疫抑制機構により免疫系からの攻撃を逃避していることを明らかにしました。本セミナーでは、これらのがん免疫療法の臨床展開から明らかにされた問題点をもとに進んだがんが持つ免疫抑制機構の研究、及び新たながん免疫療法の臨床展開について議論します。

プログラム:
1.CCR2会合分子FROUNTを標的とした腫瘍浸潤マクロファージ制御によるがん免疫治療 
松島 綱治 (東京理科大学生命医学研究所 教授)
2. がん微小環境での免疫抑制ネットワークとがん免疫療法 
西川 博嘉 (国立がん研究センター研究所 分野長)
3.セリンリン脂質の免疫抑制作用とがん 
青木 淳賢 (東北大学大学院薬学研究科 教授)
4. 抑制性免疫補助受容体によるがん免疫と自己免疫の制御 
岡崎 拓  (徳島大学疾患プロテオゲノム研究センター 教授) 
5. Proteogenomicsによるネオアンチゲンの探索
鳥越 俊彦 (札幌医科大学医学部 教授)
6. 遺伝子改変T細胞の輸中療法 ― 特異性、コンストラクト、細胞 ― 
珠玖 洋  (三重大学大学院医学系研究科 教授)

コーディネーター:
西川 博嘉 (国立がん研究センター 研究所) 
佐藤 昇志 (札幌医科大学名誉教授) 

参加費:無料

申込要領:氏名、勤務先、所属、〒所在地、電話番号、Eメールアドレスを明記の上、Eメールで下記宛お申し込み下さい。件名は「千里ライフサイエンスセミナーN1」として下さい。

申込先:千里ライフサイエンスセミナーN1係
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2
千里ライフサイエンスセンタービル20階
主 催:公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団
担 当:湯通堂 隆 (Takashi Yutsudo, PhD.) 
Tel:06-6873-2001 FAX:06-6873-2002

Email: sng-2019(at)senri-life.or.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)

URL: http://www.senri-life.or.jp/seminar-1.html



前のページに戻る