2024年03月12日 会合
日時:2024年7月9日(火)10:30~16:20(WEB配信併用)
場所:千里ライフサイエンスセンタービル 5F 山村雄一記念ライフホール(大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行 千里中央駅 北口すぐ)
コーディネーター
南谷 泰仁 東京大学医科学研究所 先端医療研究センター 造血病態制御学分野 教授
小川 誠司 京都大学大学院医学研究科 腫瘍生物学講座 教授
開催趣旨:
2000年代後半に実現したゲノムシーケンス技術の革新を背景として、発がんに関わる体細胞変異、いわゆる「ドライバー変異」の研究には大きな進展が認められ、今や殆どのがんに関するドライバー変異の同定が進んでいる。一方、近年の初期発がんの研究によって、こうしたがんで認められるドライバー変異の多くが、一見正常な組織においても頻繁に認められることが報告され、発がんの起源として注目を集めている。こうした変異を獲得したクローンによって形成される体細胞モザイクは、加齢や炎症、飲酒や喫煙にともなって普遍的に認められる現象であることが明らかにされ、発がんのみならず、様々なヒト疾患の発症、病態の修飾に関わっていることが示されつつある。本シンポジウムでは、体細胞モザイクに関する近年の研究成果について最新の知見を含めて紹介する。
プログラム(演題および演者)
10:30-10:35 挨拶
審良 静男 (公財)千里ライフサイエンス振興財団 理事長
10:35-10:50 はじめに
小川 誠司 京都大学大学院医学研究科 腫瘍生物学講座 教授
10:50-11:30 「クローン性造血の話題」
南谷 泰仁 東京大学医科学研究所 先端医療研究センター造血病態制御学分野 教授
11:30-12:10 「クローン性造血を母地とするがんの治療開発を目指して」
坂田(柳元)麻実子 筑波大学 医学医療系 血液内科 教授
-昼食-
13:20-14:00 「食道・咽頭・頬粘膜にみられるクローンの拡大」
横山 顕礼 京都大学医学部附属病院 腫瘍内科 助教
14:00-14:40 「乳癌とその関連クローンの進化の歴史」
西村 友美 京都桂病院 乳腺科 医長
-休憩-
14:50-15:30 「正常気管支上皮におけるクローン進化」
吉田 健一 国立がんセンター研究所 がん進展研究分野 分野長
15:30-16:10 「正常子宮内膜における体細胞変異の時空間的クローン性増殖」
中岡 博史 (公財)佐々木研究所附属佐々木研究所 腫瘍ゲノム研究部 部長
16:10-16:20 おわりに
南谷 泰仁 東京大学医科学研究所 先端医療研究センター造血病態制御学分野 教授
*会終了後、交流会(名刺交換会)を開催します。是非、会場にお越し下さい。
参加費:無料
定員:100名(WEB配信500名)要事前申込
申込方法:参加希望者は、当財団のホームベージの「参加申込・受付フォーム」
から7月4日(木)までにお申込み下さい。
https://www.senri-life.or.jp/event/905/
定員になり次第締め切ります。
参加予定者には、「参加案内」を送付します。また、WEB参加者には開催日前に参加方法をお知らせします。
主催:公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団