2015年02月06日 会合
主催:公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団
日時:2015年7月8日(水)10:00~15:40
場所:千里ライフサイエンスセンタービル 5F 山村雄一記念ライフホール
(地下鉄御堂筋線・北大阪急行 千里中央駅 北口すぐ)
コーディネーター:
高橋 良輔 京都大学大学院医学研究科 教授
山中 宏二 名古屋大学環境医学研究所 教授
プログラム:
「リソソーム蓄積病メダカモデルにみる脳内環境の破綻」
高橋 良輔 京都大学大学院医学研究科 教授
「運動神経サブタイプの選択的脆弱性を規定するメカニズム」
三澤 日出巳 慶應義塾大学薬学部 教授
「分子イメージングによる脳内環境の可視化」
樋口 真人 放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター
チームリーダー
「グリア細胞からみた神経変性メカニズム」
山中 宏二 名古屋大学環境医学研究所 教授
「ストレスによる情動変化における脳内炎症の役割」
古屋敷 智之 神戸大学大学院医学研究科・医学部 教授
「腸管免疫と神経炎症」
三宅 幸子 順天堂大学医学部 教授
趣旨:
「脳内環境」という言葉は、コーディネーターらが中心となって活動中の新学術領域研究「脳内環境」を立案する議論の中で生まれた言葉である。これまで、アルツハイマー病、パーキンソン病、ALSなどの神経変性疾患の病態研究は、ニューロン死の研究が中心であり、タンパク質分解系やオルガネラの機能障害などさまざまな神経変性機序が解明されてきた。
ところが、神経変性過程が時間的、空間的にどのように進行し、局所から他の部位に広がっていくのかという機序を追求する過程で、グリア細胞がかかわる炎症の役割や、ニューロンから周囲の細胞への病因タンパク質の伝播といった新たな生命現象が明らかになってきた。つまり、これまで脇役と考えられてきたグリア細胞や、ニューロンと周囲の細胞環境との相互作用、さらにイメージングにより病態を可視化することの重要性が認識され、このような神経病態の新しい捉え方が「脳内環境」の意味するところである。
本セミナーでは「脳内環境」という視点から精神・神経疾患における最新の知見を紹介いただき、これらの疾患に共通した制御機構へと理解を深め、さらに、これらの疾患に対する治療戦略の可能性についても議論したい。
参 加 費:無料
申 込 方 法:氏名・勤務先・所属・役職名・〒・所在地・電話 を明記の上、
E-mailでお申し込みください。
件名は「千里ライフサイエンスセミナーJ2」として下さい。
申 込 先:千里ライフサイエンスセミナーJ2係
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2
千里ライフサイエンスセンタービル20階
TEL:06-6873-2001 FAX:06-6873-2002
Email: dsp(at)senri-life.or.jp
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