2017年04月14日 会合
日時:2017年9月29日(金) 10:00~15:40
場所:千里ライフサイエンスセンタービル5階 山村雄一記念ライフホール
コーディネーター:
自然科学研究機構 生理学研究所・教授 池中 一裕
九州大学大学院 医学研究院・教授 吉良 潤一
開催趣旨:
神経疾患は多くの場合神経細胞が変性する疾患である。しかし、変性の原因は神経細胞そのものにあるだけでなく、周りにいるグリア細胞にもあることが分かってきた。グリア細胞にはアストロサイト、オリゴデンドロサイト、ミクログリアがあるが、そのどれもがそれぞれ神経疾患発症や増悪に関与している。神経細胞は基本的に増殖しないし神経回路に組み込まれているため、直接神経細胞を操作して神経疾患を治療することは困難である。それに対してグリア細胞は神経細胞より操作が容易であり、また増殖する細胞であるため治療効果も得やすいと考えられる。本セミナーでは、グリア細胞の新たな機能を紹介し、その異常がどのような神経疾患の病態に関わっているか解説する。このセミナーがきっかけとなり、新たな神経疾患治療方法が開発されれば本望である。
プログラム:
10:05-10:20 はじめに
自然科学研究機構 生理学研究所・教授 池中 一裕
10:20-11:00 アストロサイトによる神経ネットワーク再構築と疾患
山梨大学大学院 総合研究部・教授 小泉 修一
11:00-11:40 血液脳関門機能の可塑的変化と脳血管-グリア連関
東北大学大学院 薬学研究科・准教授 立川 正憲
11:40-12:20 脱髄疾患におけるグリア細胞相互作用
自然科学研究機構 生理学研究所・教授 池中 一裕
-昼 食-
13:30-14:10 脱髄性疾患の神経炎症・神経変性におけるグリア細胞の役割
九州大学大学院 医学研究院・教授 吉良 潤一
14:10-14:50 ミクログリア機能異常を原因とする大脳白質変性:1次性ミクログリア病の概念と病態
新潟大学 脳研究所・教授 池内 健
14:50-15:30 筋萎縮性側索硬化症におけるグリア細胞・神経炎症の役割
名古屋大学 環境医学研究所・所長、教授 山中 宏二
15:30-15:40 おわりに
九州大学大学院 医学研究院・教授 吉良 潤一
参加費:無料
定員:200名(定員になり次第締め切り)
申込方法
1)氏名、勤務先、〒所在地、所属、電話番号を明記の上、E-mailでお申し込み下さい。
2)事務局より送付する参加証(E-mail)をセミナー開催当日に受付でご提出下さい。
申込先:
公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団 セミナーL3担当 谷山 佳央
E-mail:(TEL:06-6873-2001、FAX:06-6873-2002)
セミナーの詳細や変更等につきましては、下記の財団web siteにて随時ご案内しておりますのでご覧下さい。
(財団web site:http://www.senri-life.or.jp/)
Email: tkd(at)senri-life.or.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)
URL: http://www.senri-life.or.jp/seminar-1.html#seminar-K3