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京都大学複合原子力科学研究所教員公募について

2023年06月05日 公募

当研究所は、原子炉による実験及びこれに関連する研究を行うことを目的として設置され、共同利用・共同研究拠点として認定された研究所であり、多様な放射線施設を利用して複合原子力科学研究を推進しています。所内に設置された量子ビーム生体高分子統合研究センターは、中性子線をはじめとする放射線と様々な手法を統合して生体高分子の静的・動的構造研究を行っております。
今回の募集は、計算機科学手法を駆使して、同センターの研究者とも協力して、中性子散乱を含む量子ビームを用いた統合的構造生命科学研究を展開し、将来的には「もんじゅ」サイトを活用した新たな試験研究炉での展開に繋がる研究を推進し、さらに、関連する共同利用、学生の教育指導を進めることができる熱意と意欲を持った人材を募るものです。

募 集 要 項

Ⅰ. 募集人員等
職名:助教1名

研究部門等:複合原子力科学創成研究プロジェクト
(粒子線物性学研究分野兼任)

職務の内容
粒子線物性学研究分野及び量子ビーム生体高分子統合研究センターにおいて、主として量子ビームを用いた溶液中の生体高分子の静的・動的構造の測定と計算機解析法開発を行い、先端的生命科学研究を推進する。加えて、粒子線物性学研究分野が管理する装置*1を利用した共同利用・共同研究の推進、ならびに学生の教育指導*2。
*1:粒子線物性学研究分野のHP(https://www.rri.kyoto-u.ac.jp/PSlab/s-instrument.html)を参照の事
*2:京都大学大学院理学研究科物理学第一専攻(協力講座)を担当する予定


資格・経験等
博士の学位を有し、計算機を用いた生体高分子の構造研究の経験を有すること。(博士学位取得後、7年以内。試料調製・散乱測定技術は修得意欲があれば経験は問わない)
任期:今回募集の教員任期は7年。(再任なし)。


Ⅱ. 提出書類
(1) 履歴書(市販されている通常規格の用紙を使用のこと。)
(2) 研究歴及び実務歴の概要
(3) 研究業績(論文リストは「原著論文」・「国際会議等のProceedings論文」及び「査読の有無」で区別すること。また、5編以内の主要論文の電子ファイルを提出すること。)
(4) 応募理由を記した書類(着任後における研究構想及び抱負。それぞれ2000字以内)
(5) 推薦状(自薦可)
(6) その他(各種研究助成金の取得状況・教育活動・学会活動・社会活動など・照会可能な方の複数名について氏名・連絡先(電話番号・Eメールアドレスを含むこと)。)
(7) 上記提出書類の電子ファイルをCDまたはUSBメモリーに入れ、一緒にご送付ください。

Ⅲ. 募集締め切り
  2023年6月26日(月)必着のこと(午後5時まで受付)

Ⅳ. 男女共同参画
京都大学は男女共同参画を推進しています。多数の女性研究者の積極的な応募を期待します。なお、同等の評価の場合は女性を優先します。

Ⅴ. 提出先及び問い合わせ先
  提出先:〒590-0494 大阪府泉南郡熊取町朝代西2丁目1010番地 
      京都大学複合原子力科学研究所 総務掛気付 助教選考委員会 TEL:(072)451-2310
(「複合原子力科学創成研究プロジェクト助教応募関係書類」と表記(朱書)し、郵便の場合は書留にすること。)

  問い合わせ先:粒子線物性学研究分野長 杉山正明
TEL:072(451)2670  e-mail: sugiyama.masaaki.5n*kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

Ⅵ. 選考
  複合原子力科学系会議における選考の上、採否が決定次第、本人宛に通知します。

Ⅶ. 任用予定日及び勤務地
  採用決定次第なるべく早い時期・大阪府泉南郡熊取町朝代西2丁目

Ⅷ. 勤務形態
  専門業務型裁量労働制(週38 時間45 分相当、1 日7 時間45 分相当)
  休日:土・日曜日、祝日、年末年始、創立記念日

Ⅸ. 給与・手当等
  本学支給基準に基づき支給

Ⅹ. 社会保険
  文部科学省共済組合、厚生年金、雇用保険及び労災保険に加入

Ⅺ.試用期間
  あり(6ケ月)

Ⅻ. その他
  複合原子力科学研究所の研究組織と所属教員名については、研究所ホームページ(https://www.rri.kyoto-u.ac.jp)を参照のこと。
  採用後は、複合原子力科学系に属し、複合原子力科学研究所において勤務する。



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