2020年09月04日 その他
主催:認定特定非営利活動法人・綜合画像研究支援
構造生命科学関連分野の研究者で作る綜合画像研究支援(認定特定非営利活動法人)では、「海外に研究拠点を置いて活動する日本人研究者・技術者の動向」を知るための情報収集の一環として、みなさまの海外留学・赴任のリアルな感想や御意見、また、海外留学・赴任経験の無い方も含めて、グローバルな活動の在り方に関する御意見を頂戴したく、無記名式アンケートを実施することといたしました。
アンケート〆切:2020年9月18日(金) (※約5分のアンケートにご協力ください)
https://forms.gle/hVTMGJRGCjdHFPEJ6
これまでに、日本及びUKの構造生命科学の領域で、国際シンポジウム・ワークショップの開催を始め、若手研究者の交流に協力して参りました。2017年の日英シンポジウムでは基調講演者のリチャード・ヘンダーソン先生が、この会議中にノーベル化学賞を受賞され直後のランチタイムには参加者の皆様とお祝いができました。今回のご依頼事項は、このような活動とも深く関連しております。
2017年 10月Frontiers in Cryo Electron Microscopy at the University of Leicester
2019年 9月Frontiers in Cellular, Viral and Molecular Microscopy with Cryo-specimen Preparation Techniques at the University of Bristol
2020年 11月Structural Life Science Forum at London (postponed until further notice)
OECD加盟国を中心に、研究環境のグローバル化が加速しています。EU-UKの自然科学分野では、EMBO-EMBLを中心とした研究交流と共同研究の推進規模が拡大され、最先端の研究実験施設を共有化できるように、若手トレーニングプログラムや研究グラント(Instruct-ERIC, iNext)が整備され始めています。Horizon-2020 (EU Research and Innovation Programme)では、この分野だけでも大きな投資計画が進められています。このような知をめぐる厳しい国際競争の潮流のなかで、日本が世界をリードする(世界の為に一役を担う)ためには、日本国内研究拠点の高い研究水準の維持と併せて、グローバル化に対応できる日本人研究者・技術者が国内外で活躍できるようなシステムを整えることが課題です。
本調査では、海外に研究拠点を置く日本人研究者・技術者の現状と動向を詳しく把握することで、日本の学術・科学技術の国際性・学際性を持続・発展させるために、必要な要素を検証します。この目的を達成するために、(1)海外に研究拠点を構築しようとする「日本人研究者の人材像」 を通して、海外に赴く当事者に必要とされる要素、(2)海外の研究拠点で推進される「真のグローバル化」の実情から、彼らを受け入れる海外の研究拠点が研究者や社会から期待されるものを中心に詳しく調べて、今後の国際交流や若手育成に関する提言へと推進します。併せて、今回の国際動向調査は、日本国内の関連主要学会を通しても実施予定があり、最終的な報告書については、関連政策担当部署への配布、当法人及び関連学会のワークショップやシンポジウムでの意見交換の機会提供が予定されています。
つきましては、日本の科学技術ならびに研究者のグローバル化の現状とその将来展望に向けた、アウトリーチ活動の一環として、みなさまのご理解とご協力を賜りたいと存じます。
このWebアンケートは、下記のURLから回答していただけます。
所要時間は5〜10分です。
https://forms.gle/hVTMGJRGCjdHFPEJ6
大変恐縮ではありますが、アンケートには9月18日(金)までにお答えくださいますよう、お願いいたします。
なお、みなさまから寄せられた回答・エピソードは、認定特定非営利活動法人・綜合画像研究支援が作成する調査研究報告書(一般財団法人 新技術振興渡辺記念会・科学技術調査研究助成)に掲載させていただきます。綜合画像研究支援及び新技術振興渡辺記念会については以下のウェブサイトも参照ください。
http://www.jiirs.org/
http://www.watanabe-found.or.jp/index.html
お手数をお掛けいたしますがご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
併せて、1日も早い新型コロナ感染症の終息と、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
【お問い合わせ先】
認定特定非営利活動法人
綜合画像研究支援
Email: chosa(at)jiirs.org
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)