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「DNP研究会」のご案内

2022年06月21日 会合

主催: 大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)
後援: Q-LEAP量子生命フラッグシッププログラム
日時: 2022年7月12日(火)10:25-17:30
場所: 大阪大学南部陽一郎ホール
    (講演者以外はオンラインZOOM参加)
参加費: 無料
参加登録: https://sites.google.com/huhep.org/dnp/
(登録〆切: 2022年7月12日(火))

概要:
拝啓、紫陽花の花が雨に映える季節となりました。皆さま方には益々ご清祥でご活躍のこととお慶び申し上げます。
さてこの度、7月12日(火)「DNP研究会」(大阪大学・Zoom)を開催する運びとなりました。動的核偏極(Dynamic Nuclear Polarization, DNP)は、外部からの制御によって核スピンの偏極率を向上させる技術を指し、より狭義には試料に少量ドープした分子の電子スピンにマイクロ波やサブミリ波を照射して核スピンへと偏極率を転写する技術を指します。最近では、NMR・MRI実装への期待から、マテリアル、化学、生物学、医学、医療への応用が盛んに検討されるようになってきました。

本研究会では、DNPを研究する様々な分野の研究者と、関連技術を開発する企業の技術者、そして、DNPによる応用を目指すより広い分野の研究者・技術者が一堂に会し、これからのDNPの応用や社会実装の開拓を目指した世界的潮流・問題意識の共有と、分野の枠を超えた議論・交流を行います。初学者を含む幅広い分野からの積極的な参加をお待ちしております。

講演者および講演題目(順不同、敬称略)

小畠 隆行(QST) MRIチュートリアル
杉木 俊彦(阪大) NMRチュートリアル~創薬のための溶液NMR実験の概要と実際
高橋 大樹(JEOL RESOANCE) DNPチュートリアル~固体NMRおよび固体DNP-NMRの基礎
立石 健一郎(理研) トリプレットDNPによる室温核偏極:原理・装置・現状の課題
香川 晃徳(阪大) 極低温DNPによる超高感溶液NMR : 実験手法、装置
宮西 孝一郎(阪大) 核スピンシングレット状態による超偏極液体の長寿命化
根来 誠(阪大) 室温超偏極MRI/NMRの応用開拓
高草木 洋一(QST) がん研究における低温超偏極 MRI/NMR の応用
高堂 裕平(QST) 超偏極MRによるエネルギー代謝イメージング:From mice to Human
楊井 伸浩(九大) トリプレット超核偏極の材料化学:新偏極源と偏極対象拡大
森田 靖(愛工大) 有機合成化学者による量子技術・超偏極へのアプローチ
寺内 勉(大陽日酸) 安定同位体標識技術の超偏極分子への応用展開
犬飼 宗弘(徳大) 共晶・混晶のトリプレットDNP
山東 信介(東大) 長寿命核スピン偏極分子プローブの精密設計

ご興味ある方は、是非この機会に奮ってご参加ください。
参加登録については、ホームページに掲載してあります。

DNP研究会ホームページ:
https://sites.google.com/huhep.org/dnp/%E8%AC%9B%E6%BC%94%E8%80%85%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0

なおコロナ対策の観点から、今回は講演者を除きオンライン参加に限定とさせていただきます。
何かご質問等ございましたら、遠慮なく下記にお問い合わせください。
DNP研究会世話人:
根来誠(大阪大学)、香川晃徳(大阪大学)、 三枝公美子(QST)、藤田維明(大阪大学)、飯沼昌隆(広島大学)

Email:dnp(at)ml.hiroshima-u.ac.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)



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