2023年12月08日 会合
主催:日本化学会 コロイドおよび界面化学部会
協賛:日本生物物理学会ほか
日時:2024年3月14日(木)9:35~17:25
会場: 日本大学理工学部駿河台校舎タワー・スコラ(東京都千代田区駿河台3丁目)
開催概要:
従来、多孔体は「固い」材料として取り扱われてきましたが、近年、構造に柔軟性を持つ多孔性材料が大きな注目を集めています。この柔らかい多孔性材料の代表例はMetal⊖Organic Framework(MOF)ですが、他にも「柔らかさ」が新しい機能を生み出す重要な働きをしている材料が次々と見出されてきています。このような材料は、その柔らかさに由来する高い分子選択性、除熱特性、生体適合性などの特異な機能から、革新的な分離プロセスや医療技術、蓄電・発電デバイスの実現に向けた重要なキーマテリアルとして大きく期待されています。
本企画では、柔らかい多孔性材料の開発を牽引されている著名な先生方に、「柔らかさ」をキーワードとした多孔性材料の設計、解析、応用までを含めた幅広い視点でのご講演をお願いしました。これを通じて、各々の材料における発現機能の共通点・相違点を深く考察し、今後の開発や応用への展望を議論できる機会を提供いたします。
9:35-9:40趣旨説明 渡邉 哲(京都大学 大学院工学研究科)
9:40-10:50 基調講演】「Soft Porous Crystal(SPC)の化学と応用」
北川 進 先生(京都大学 物質-細胞統合システム拠点)
10:55-12:05【基調講演】「自己組織化の科学:ナノ構造をつくる・ナノ空間をつくる」
藤田 誠 先生(東京大学 大学院工学系研究科)
13:05-13:55 「精密ゲル科学と基礎に立脚したゲルの医療応用」
酒井 崇匡 先生(東京大学 大学院工学系研究科)
13:55-14:45 「グラフェンで作る柔軟なナノポーラス材料」
西原 洋知 先生(東北大学 材料科学高等研究所)
14:45-15:35 「気水界面を利用した多孔性分子ナノシート結晶の創製」
牧浦 理恵 先生(大阪公立大学 大学院工学研究科)
15:45-16:35 「劇的に形を変える多孔性結晶」
佐藤 弘志 先生(理化学研究所 創発物性科学研究センター)
16:35-17:25 「弾性不均一に起因する分子吸脱着の不均一性と非対称性」
高江 恭平 先生(東京大学 生産技術研究所)
参加費:部会員10,000円 日化・協賛学会員15,000円 非会員20,000円 学生(部会員)3,000円
学生(非会員)5,000円
※参加費は全て税込価格となります。
※ ご勤務先が法人部会員の場合は部会員、日本化学会法人会員の場合は日本化学会員、協賛学会法人会員の場合は協賛学会員扱いとなります。
申込方法:
コロイドおよび界面化学部会Webサイト(https://colloid.csj.jp/)にアクセスし、お申し込みください。
申込は当日まで受け付けますが、対面の申込受付は行いませんので、当日でもオンラインでお申し込みください。
当日の円滑な運営のために、可能な限り3/12(火)までのお申し込みにご協力をよろしくお願いいたします。
お問合せ:
日本化学会 コロイドおよび界面化学部会
Email: jigyoukikaku_02(at)colloid.csj.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)