「日本生物物理学会若手奨励賞」および「若手招待講演賞」は、生物物理学の発展に貢献する優秀な発表を行った若手会員に対し、将来への期待を表明するために設立されました。これらの賞の選考は、書類審査により招待講演者を選考する一次選考と、年会時に実施する「若手招待講演シンポジウム」における口頭発表を審査する二次選考によって行います。特に優秀な発表を行った5人以内の招待講演者に若手奨励賞を、それ以外の優秀な招待講演者に若手招待講演賞を授与します。若手奨励賞の受賞者は、年会の懇親会にて発表します。
2025年度は、国際純粋・応用生物物理学連合(IUPAB: International Union of Pure and Applied Biophysics)より「IUPAB award」および「IUPAB student award」が贈られます。「IUPAB award」は、二次選考に進んだ発表者中で特に優秀な発表者1名に授与し、賞金200ユーロを贈呈する予定です。「IUPAB student award」は、「日本生物物理学会若手奨励賞/若手招待講演賞」へ応募した学生の中で特に優秀な発表者のうち最大3名までに授与し、賞金100ユーロを各受賞者に贈呈する予定です。
年会において、生物物理学の発展に貢献しうる一般演題を発表する本会会員(本学会への入会申し込み中も含む)であり、以下の条件を満たす者。
賞の審査対象は、同年の年会に発表申し込みをされた一般演題の内容です。
「若手奨励賞」あるいは「若手招待講演賞」を受賞した場合、原則2年以内に、受賞内容に関する総説か原著論文を本学会欧文誌(Biophysics and Physicobiology)に投稿することが義務づけられています。
学生会員および準会員の場合、「若手奨励賞/若手招待講演賞」と「学生発表賞」の両方に応募することが可能です。
若手奨励賞/若手招待講演賞に応募資格のある理事は、理事会における賞の選考過程に関わりません。
「日本生物物理学会若手奨励賞/若手招待講演賞」への応募者は、一般発表の申し込み手続きの際に、下にある応募フォームをもとに応募書類を作成し、pdfに変換した上で年会の演題登録サイトからアップロードして下さい。応募は一人一件に限ります。
応募書類の作成は、指定がある項目を除き、日本語でも英語でも構いません。
申し込み期間は、年会における演題登録と同期間です。
本年2025年第63回日本生物物理学会年会(奈良年会)に関しては、演題登録の締め切りを延長した場合の若手奨励賞の申し込み期間延長はございません。
会員および準会員で、若手奨励賞/若手招待講演賞と学生発表賞の両方に応募する場合、下記の応募書類項目2dに「学生発表賞にも応募する」旨を明記してください。また、必ず学生発表賞の申し込み手続きも行ってください。若手招待講演者として選ばれた場合は、「学生発表賞」への応募は自動的にキャンセルされます。
申し込み受付後、学会事務局から受け付け通知メールを送ります。締め切り後1週間を過ぎても通知メールが届かない場合は、学会事務局()までご連絡ください。
日本語 | [Word] | [PDF] |
---|---|---|
English | [Word] | [PDF] |
一次選考においては、若手奨励賞一次選考委員が、提出していただいた書類をもとに候補者を選定します。候補者には「若手招待講演者」として、年会1日目の「若手招待講演シンポジウム」で口頭発表していただきます。一次選考の結果は学会のウェブサイトで公開される他、各候補者に個別に連絡します。
二次選考においては、若手奨励賞二次選考委員によって「若手招待講演シンポジウム」における口頭発表が審査され、5名以内の「若手奨励賞」の受賞者を決定します。若手奨励賞に選ばれなかった招待講演者には、原則として「若手招待講演賞」を授与します。
若手奨励賞一次選考委員、および、若手奨励賞二次選考委員は学会員から選ばれ、日本生物物理学会理事会において決定されます。
「日本生物物理学会若手奨励賞」の発表と表彰は年会の懇親会で行います。「若手招待講演者」については、年会の懇親会は招待とし、懇親会参加費をお返しします。受賞者には賞状と記念品を贈呈します。「日本生物物理学会若手奨励賞」「若手招待講演賞」の氏名と演題は、日本生物物理学会のウェブサイト上で公開します。
付則 なし