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SPring-8 シンポジウム2024 ―SDGs実現に向けた放射光・FEL―

2024年05月15日 会合

日時:2024年9月5日(木)、6日(金)
場所:九州大学医学部百年講堂 大ホール、中ホール1・2(+オンライン配信予定)
主催(予定):SPRUC、JASRI、理研(RSC)、九州大学
協賛:日本生物物理学会ほか
SPring-8 は1997 年10 月の供用開始以降、世界のフロントランナーとして高輝度光を活用した数々の成果を創出し、放射光科学を牽引する役割を果たしてきました。近年は、産業界が抱える課題解決に繋がる成果も増加し、社会貢献においても重要な役割を担っています。SPring-8 が、今後、より一層優れた成果を創出し、社会へ貢献し続けるために、「SPring-8 ユーザー協同体」(SPring-8 UsersCommunity: 以下SPRUC)が2012 年4 月に創設されました。これは、学術界、産業界の利用者全員で組織されるものであり、SPring-8 と連携して、施設や計測技術の先端性や利用システムの利便性の向上に寄与すると共に、科学技術の進歩、新学術、新産業の創成、更には、人材育成や社会の発展に貢献することを目指しています。このSPRUC の中心的な活動の一つとして、SPring-8 シンポジウム2024を開催します。
 SPring-8 シンポジウムは、様々な分野にわたるユーザーの科学技術的交流の場として、学協会、SPRUC を構成する代表機関、SPring-8 施設者(理化学研究所、高輝度光科学研究センター)と共に、2012 年以降、毎年開催されてきました。
 SPring-8シンポジウム2024では「SDGs実現に向けた放射光・FEL」をテーマとしました。供用開始から四半世紀以上が経過したSPring-8ですが、近年の材料開発競争が激化している状況下で放射光施設SPring-8の果たす役割は大きいと考えられます。最先端の測定から通常の測定までSPring-8の全てを、機能性材料の高度化にどのように活かしていくのか、またその結果出てくるであろう課題に対して新しい測定技術をどのように生み出していくかについての議論を行うことで、次世代の放射光科学の将来ビジョンや新しいサイエンスのあり方を描いて行くことを期待します



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