2024年09月11日 会合
2024年度日本神経回路学会時限研究会(主催:日本神経回路学会、協賛:QST高崎量子技術基盤研究所)では、長時間生命現象における個体差に焦点を当てます。個体差研究の必要性と現状での研究上の限界についての認識を共有し、個体差を正しく理解するための革新的な研究ストラテジーの創出について議論することを目的とします。特に、長時間生命現象における個体差の全容を解明するための多分野融合・共創型の生命科学研究について、あらゆる可能性を否定せず議論することを目指します。
この議論において、最先端の神経情報処理の理論研究や実験研究の視点が極めて重要であるとの認識から、当該分野の研究者が一堂に会する日本神経回路学会第34回全国大会(JNNS2024)の開催にあわせて、北海道・札幌にて開催することといたしました。「JNNS2024サテライトシンポジウム2」として開催いたします。
本時限研究会での議論や交流がきっかけとなって、多分野の融合・共創型の生命科学研究の人的ネットワークが広がり、専門を異にする研究者が知識・技術を結集して個体差の発生メカニズムの解明に迫る研究連携体制を構築してゆく機運が醸成されることを願っています。ぜひお気軽にご参加ください。
https://www.qst.go.jp/soshiki/120/jnns-jigen2024.html
【開催日時】 2024年9月13日(金)
【開催形式】 ハイブリッド(札幌会場 及び オンライン)参加費不要(無料)、事前参加登録不要※です。
【プログラム】
13:00-15:30 第1部 公開講演会 ハイブリッド(札幌会場 及び オンライン)
1. 開催のご挨拶&開催趣旨説明
2. 講演(各18分/演題)
(1)理化学研究所生命医科学研究センター・チームリーダー・北見 俊守
「論文から学ぶ個体差の仕組みと実験手法」
(2)QST高崎量子技術基盤研究所・上席研究員・鈴木 芳代
「線虫集団における個体差 ―生体機能ごとの比較からの考察」
(3)東京都立大学大学院理学研究科・教授・坂井 貴臣
「ショウジョウバエの個体差を利用した長期記憶研究」
(4)QST量子医科学研究所・グループリーダー・佐原 成彦
「認知症病態の個体差 ―モデルマウスからの考察」
(5)北海道大学遺伝子病制御研究所・教授・園下 将大
「がん形成における個体差」
(6)北海道大学電子科学研究所・教授・小松崎 民樹
「個体差を反映した薬物迅速スクリーニングと異なる種間の情報接続」
(7)早稲田大学理工学術院・教授・坂内 博子
「オプトジェネティクスを用いた個体差操作技術の開発」
3.総合討論
19:00-22:00 第2部 総括会 オンラインのみ
(1)19:00-21:00 世話人・企画委員会作業ミーティング(非公開)
(2)21:00-22:00 オンライン総括会(公開)
【開催場所】
第1部 公開講演会
(札幌会場)北海道大学 クラーク会館 3階 大集会室2 北海道札幌市北区北 8 条西 7 丁目 3
(オンライン)下記にアクセスして、ご参加ください。
https://events.teams.microsoft.com/event/7ff670a3-c7c1-40dc-b5c4-fbdb3bae849c@6ca85328-a490-4ba0-8df9-d0b978df06cd
※ オンライン配信は、Teamsウェビナーで開催いたします。ご参加にあたり、Microsoft イベントの使用条件への同意が必要です。
第2部 総括会
(オンラインのみ)下記にアクセスして、ご参加ください。
https://events.teams.microsoft.com/event/05205999-f9ca-46ce-80cf-e86eb18c5e5e@6ca85328-a490-4ba0-8df9-d0b978df06cd
【主催】一般社団法人日本神経回路学会
【協賛】国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)高崎量子技術基盤研究所
【世話人(オーガナイザー)】小松崎 民樹(北海道大学)、★鈴木 芳代(QST)、園下 将大(北海道大学)、坂内 博子(早稲田大学)[★開催責任者]
【お問合せ先】
QST高崎量子技術基盤研究所 量子バイオ基盤研究部 量子バイオ技術応用プロジェクト 鈴木 芳代
Email: suzuki.michiyo(at)qst.go.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)